詩の空閒✡永久請悲…無限✡Vol.1


扉と鍵

私は扉を閇めたのです
リアルを見ないその爲に

私は扉に封をして
瞳を閇じて雫を降らす

小さな 小さな鍵を手に
私は扉を閇めたのです

2度と開かないその扉

私は扉を閇めたのです
小さな鍵は捨てました

2度と必要無い物だから

私は扉を閇めたのです
今では灮も記憶には
無い儘 膝を抱えてる

ノックの音も知りはしない

アナタの聲も忘れるだろう
アナタの顏も忘れるだろう
アナタの指も忘れるだろう
アナタの總てを忘れるだろう

私の心も忘れるだろう
私は惟いを忘れるだろう

私はユメを觀るだろう
决して目醒めはせぬ儘に

私は闇に溶けるのだ
アナタを愛して溶けるのだ!

扉は2度と開かない
鍵のスペアは有り得ない

アナタが私を溶かすのだ
アナタは私を溶かすのだ

不必要な廃棄物
リサイクルも儘成らない

だから私は溶けるのだ

ワタシハ アナタノ 廃棄物
無意味ナ哀シイ 廃棄物

扉の鍵穴凍り付き
鍵は2度とは入らない

扉は2度と開かない
鍵は决して見付からず

私は闇へ溶け逝かん
私は漸く眠るのだ

總テヲ ワスレテ 眠ルノダ……。




 
30/100