詩の空閒✡永久請悲…無限✡Vol.1


赫い月

深遠なる闇に浮かぶ
赫い月

私はソレを唯獨り觀つめる

月は何も語らずに
音も立てずに佇まん

大地へ立ち盡くす私は
そんな月に心馳せ

そうっと指先伸ばしはすれど
觸れる事も叶わぬソレは
宛ら我が
希-ねが-いが如く

果てしない距離を物語るのだ…

血よりも赫い 赫い月
闇より緋い 緋いモノ

私は獨りソレを觀て
私は獨り嘲け逝く

遠い 遠い 遙かに遠い
…此の 哀しき殊更に

美しきかな惟いの悲墮-ひだ-を

天を視据えて狂笑い-わらい-つつ

彼の方惟いて雫は流れ
赫い 緋い水面-みなも-を搖らす

赫い 緋い水面は嗤う
私の雫を糧として

赫い 赫い 月は佇む
私が眠り就くを待ち侘び

何だか眠く爲って來た

漸く私も眠れるか?

深い 深い 茵の內へ
冷たく故に暖かな
闇の閨成るその中-うち-へ

還えり就けるも近かろう……。




 
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