詩の空閒✡永久請悲…無限✡Vol.1


月の泪

凍え 震え 悶え 呻き
嘆き 狂い 叫び 殺す

他が爲-タガタメ-などは綺麗事
幼子は狂亂の宴に惑い

己が爲…
唯 ソレのみを望む?

震え 怒り 叫び 泪
嗚咽 齒咬み 瞳 雫

立ち上がる!
何が故?

天を見据え
眼-マナコ-開く-アク-

襤褸-ボロ-のマントを羽織り
穴だらけの靴

肌は燒けただれ
片足は枯木!

瞳は血に染まり
視界は歪む

それでも…

大地を踏みしめ
叫びを放つ!

『勝負ハ此處カラダ!』

爭い 奪い 犯し 殺す
狂い 踊り 狂笑い-ワライ- 振り向く

狂亂の宴に惑いし幼子を
ボロボロの兩手で
抱き締める狂者は

狂亂の宴に靜寂を齎す

『勝負ハ此處カラダ…』

その聲はもう有る筈のない
大地宛らに響き

狂亂の宴は終焉を迎える…

大地は確りと
大木の若芽を芽吹き

太陽は優しくソレを包み
雨は優しく咽を潤し
風は搖り籠が如く

そして…
月は泪する

襤褸-ボロ-のマントの存在を
若芽を見た後に
忘れ去る羣蒐を

傷みは繰り返される?
痛みは繰り返される?

願わくば何時か
襤褸-ボロ-のマントの存在が

優しく語り繼がれん事を

月は泪する

もう2度と…
この惡夣に幼子が泣かぬ樣に

月は泪した

傷みは共に分かち合い
喜びもまた然り

たったソレのみ
何時か…

羣蒐が氣付く事を願い

月は泪する

これからはどうか
優しい瞬きが續く樣にと……。




 
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